「サミットはチャンス」元外交官の香川氏 広島平和文化センターの理事長就任へ

原爆資料館を運営する広島平和文化センターの新しい理事長に、元外交官の香川剛広 氏が就任することなりました。

広島平和文化センターの新理事長に就任する 香川剛広 氏
「広島が展開する平和首長会議等をはじめとして、さまざまな国際的な協力のネットワークというのを広げていくことに貢献できたらと」

香川氏は東京都出身の65歳。1981年に外務省に入省し、サウジアラビア公使やエジプト大使などを歴任しました。

記者会見で香川氏は、平和や核の問題に関して「中東に勤務していた時代にイラク戦争やイラン外交などに関わった。世界の若い世代に広島に来てもらって被爆の歴史を知ってもらい、国際的なネットワーク作りに貢献したい」と話しました。

香川剛広 氏
「広島サミットというのが広島にとって、広島平和文化センターにとって最大のチャンスが訪れる。もっともっと多くの人に広島を知ってもらう。もっともっと多くの人に広島に来てもらう。もっともっとさまざまな活動を展開する。そういうことができればと」

香川氏の任期は来月1日からです。

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