アウディ、2026年のF1参戦に向けてザウバー・グループの少数株式を取得

 1月30日、ザウバー・グループは、アウディがザウバーの少数株式を取得したことを発表した。

 2022年8月、アウディはパワーユニット(PU)の規則が一新される2026年より、PUマニュファクチャラーとしてF1に参戦することを発表した。10月には、F1プロジェクトの戦略的パートナーとしてザウバーとファクトリーチーム契約を結び、株式を取得する計画であることも明らかになった。なおザウバーは現在アルファロメオとスポンサー契約を結んでいるが、この契約は2023年末で終了となる。

 ザウバーとアウディの契約により、ザウバーはヒンウィルにあるファクトリーでレースカーの開発や製造を行い、レースオペレーションのプランニングと実行を担当する。そしてアウディは、現在建設中のノイブルクにあるコンピテンス・センター・モータースポーツで製造、開発したPUを搭載してF1に参戦することになる。

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 今回のサウバーの発表によると、アウディによる少数の株式取得は計画通りのことで、「アウディのF1参戦に向けたマイルストーン(重要なポイント)」であると述べている。

 ザウバーの発表は、以下の通りだ。

「ザウバー・グループは、昨年10月に発表した計画に従いアウディが2023年1月にザウバー・グループの少数株式を取得したことを発表する。これは2026年に予定されているアウディのF1参戦に向けた重要なマイルストーンであり、ザウバー・グループはアウディの戦略的パートナーになる予定だ」

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