障害者アートを支援する宮崎市の「ふろしきデザイン大募集」で、同市・みなみのかぜ支援学校高等部2年の黒岩舞雪（まゆ）さん（17）が最優秀賞に輝いた。黒岩さんの作品「いちごパフェ」をデザインした風呂敷は2月1日から発売され、売り上げの一部は市の文化芸術活動の支援に活用される。
「障がい者等文化芸術活動推進事業」として昨年11月に初めて実施した。同市在住、勤務の学生、社会人から応募のあった80作品の中から選ばれた。
イチゴパフェが大胆に描かれた同作品は「おしゃれな色使いで見るものを魅了した」と評価された。黒岩さんは「おいしく見えるようにこだわった。風呂敷は大切に使ってもらえたらうれしい」と喜んでいる。
表彰式は27日、市役所であり、清山知憲市長から賞状と賞金5万円が授与された。同企画ではこのほか、同市の事務職員、黒木まり菜さん（34）の「猫と夢の中」が優秀賞に選ばれた。
風呂敷は限定500枚。1枚千円で、市文化・市民活動課（市役所第2庁舎）、市民プラザ、宮崎科学技術館と、市のサイトでも販売される。
