
将棋の第35期竜王戦7番勝負で勝利し、初防衛を果たした藤井聡太竜王=王位・叡王・王将・棋聖との五冠=の就位式が30日、東京都内で開かれた。謝辞で藤井竜王は「苦しみながらも充実したシリーズだったと感じている」と述べた。
式では推挙状、賞杯、記念の羽織などが贈られた。7番勝負について、藤井竜王は「第1局から第3局は序中盤でリードを奪われ、自分の課題を認識させられた。第4局以降は辛抱強く指すことを意識して、何とか結果につなげることができた」と振り返った。
藤井竜王は昨年10~12月、竜王戦7番勝負で広瀬章人八段を相手に対戦成績4勝2敗でタイトルを守った。