岡山県は30日、新型コロナウイルス感染防止に向けた大規模イベント会場の収容に関する規制について、同日から事実上廃止すると決めた。主催者が感染防止策を盛り込む安全計画を策定すれば、満席となったスポーツやコンサート会場で大声を出して応援できるようになった。
政府の指針改定を踏まえた対応で、県対策本部会議を書面開催して決めた。県はこれまで指針に沿って収容を規制しており、現在は大声を出す場合は入場者を収容定員の50％以内とし、大声を出さなければ100％まで入場できるとしていた。
安全計画はマスクの着用や換気の徹底といった対策を盛り込むもので、策定しない場合は入場者の上限を5千人または定員の50％とする規制を継続する。県保健福祉課は「これまで同様に感染対策を徹底した上でイベントを楽しんでもらいたい」としている。
