レッドブルF1と新幹線が並走!? 驚きの映像作品『BAKUSOU』が公開

 1月30日、2023年シーズンのF1開幕も徐々に近づくなか、レッドブルが2021年のチャンピオンマシン『RB16B』と新幹線が並走する驚きの映像作品『BAKUSOU』の一部をレッドブルモータースポーツのオフィシャルTwiiterアカウントに投稿した。この東海道新幹線とF1マシンが並走するという前代未聞の動画については、レッドブルのオフィシャルサイトでもその舞台裏が綴られている。

 F1マシンのタイヤにチェーンを装着し氷上レース参加、はたまたF1マシンがマイアミからニューヨークまで爆走するなど、さまざまな挑戦でファンを驚かせてきたレッドブル。今回の挑戦の舞台はなんと日本だ。使用された車両はホンダのパワーユニットを搭載し、2021年にマックス・フェルスタッペンが自身初のワールドタイトルを決めた『RB16B』だ。これまでレッドブルの撮影プロジェクトで主に使用されてきた車両はV8エンジン時代の車両で、パワーユニット時代の車両が使用されたのは今回が初めてだという。

 そのマシンの運用のため、2022年シーズンの最終戦アブダビGPを終えたばかりのレッドブル・レーシングとホンダレーシングのメンバーが来日。2021年のF1日本GPでお披露目されるはずだった『ありがとう』の文字が入ったスペシャルリバリーのRB16Bを日本の公道で走らせるという驚きの企画が実現した。

 撮影は東海道新幹線沿線の静岡県富士市、そして西九州新幹線沿線の長崎県大村市で行われ、走行区間となる約2kmのストレート、そしてその走行区間に繋がる道を完全封鎖。県や市などの地元自治体や警察、さらにホンダ、JR東海、JR九州、そして地元住民やボランティア総勢100名以上が協力し、前後左右F1マシン以外に何もない『F1ロード』を整えて実施された。その撮影の裏側がレッドブルのオフィシャルサイト(https://www.redbull.com/jp-ja/behind-the-bakusou)で語られているので、チェックしておきたいところだ。

 1月30日19時に公開された映像は約14秒間と短めだったが、見るものを圧倒させる驚きの映像だった。レッドブルは『BAKUSOU』について、今後もアップを予定しているとのことで、次の投稿も心待ちにしたいところだ。

静岡県富士市で東海道新幹線と並走するレッドブルRB16Bと富士山
静岡県富士市で東海道新幹線と並走するレッドブルRB16B
静岡県富士市で東海道新幹線と並走するレッドブルRB16B
レッドブルRB16Bを整備するレッドブル・レーシング
大村市では西九州新幹線と並走するレッドブルRB16B
静岡県富士市で東海道新幹線と並走するレッドブルRB16B
静岡県富士市で東海道新幹線と並走するレッドブルRB16B
西九州新幹線を望むヒルクライムを駆け上がるレッドブルRB16B
西九州新幹線を望むヒルクライムを駆け上がるレッドブルRB16B
ヒルクライムを駆け上がるレッドブルRB16B
閉鎖された公道に姿を現すレッドブルRB16B
閉鎖された公道に姿を現すレッドブルRB16B
閉鎖された公道に姿を現すレッドブルRB16B
閉鎖された公道を駆け抜けるレッドブルRB16B。奥には西九州新幹線の高架が見える

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