梅より紅茶!? 小田原曽我梅林でラリーと写真コンテスト

早咲きの梅は五分咲きとなった曽我梅林=30日、小田原市曽我別所

 2月4日から開催する恒例の「小田原梅まつり」に合わせ、神奈川県小田原市はスマートフォンアプリなどを利用したポイントラリーとフォトコンテストを展開する。県内有数の梅の名所で、まつり会場ともなる曽我梅林(同市曽我別所)では2月初旬に見頃を迎える見込みという。

 集客の一環で市と包括連携協定を締結しているキリンホールディングスが協力。企画の賞品として同社の紅茶飲料が参加者に抽選でプレゼントされる。

 ポイントラリーは観光アプリ「小田原さんぽ」を活用し、曽我梅林周辺を巡る最大4.8キロのコースを歩いて15カ所のポイントを巡ると、紅茶1ケース(24本入り)が抽選で20人に当たる。フォトコンテストは写真共有アプリ「インスタグラム」で「#午後の曽我梅林」を付けて曽我梅林の写真を投稿すると、抽選で10人に紅茶1セットなどが贈られる。まつりとキャンペーンはいずれも26日まで。

 曽我梅林は戦国時代に兵糧として梅が栽培されたのが始まりで3万5千本が植えられている。今年は例年より1週間ほど開花が早く、現在は早咲きの十郎などが五分咲き程度という。新型コロナウイルス以前には約50万人が訪れたものの、実質的に中止となった2021年は9万人まで落ち込んだ。市担当者は「コロナも落ち着き始めた。コロナ前のように多くの人に梅を見てもらいたい」と呼びかけている。

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