進む物価高、暮らしを支援 三浦市社協が食品や日用品配布 

スタッフの案内で食料や生活用品を確認する来場者=三浦市南下浦町上宮田

 京急線三浦海岸駅近くにある三浦市社会福祉協議会(社協)の多機能型施設「フレイルサポートセンター」で28日、市民から寄せられた食品や日用品が希望者に配布された。物価高騰に苦しむ高齢者ら約60人が訪れ、希望する商品を大切に持ち帰った。

 提供されたのは、使わない食品を寄付する「フードドライブ」の取り組みで集まったお菓子類や飲料水、缶詰、レトルト食品、洗剤など。昨年12月に同市立旭小学校(同市南下浦町上宮田)の6年生から寄付された食品も並んだ。

 家族6人で住んでいる男性(81)は「年金暮らしなので物価の値上がりは本当に困る。こんなに頂いてありがたいです」と感謝しながら、スタッフの案内でせんべいや洗剤を袋に詰めていた。2人の小学生を育てる女性(45)は「特に光熱費が値上がりして苦しい。こういう機会は本当に助かります」と調味料などを持ち帰った。

 配布会は2月4日午前9時~午後3時にも同センターで実施。市社協は配布会で提供する、不要になった食品などの寄付を同センターと市社協(同市南下浦町菊名)で受け付けている。

 問い合わせは、市社協地域福祉課電話046(888)7347。

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