31日(火)午後も太平洋側は晴れる所が多く、日本海側の雪の範囲は狭まる見通し。ただ、東北北部は夜にかけても雪となり、あす1日(水)は北日本を中心に低気圧や前線の影響を受ける地域が多くなる見込み。気温が上がるため、積雪の多い地域は、落雪やなだれに注意が必要だ。なお、1日(水)夜以降は北日本を中心に、暴風雪や高波に警戒・注意が必要となる。
北日本中心に荒れる
1日(水)日中は、低気圧が発達しながら日本海を進む見込み。南風が流れ込む影響で全国的に気温が上がり、西日本の太平洋側は15℃を上回る所がありそうだ。北陸や東北の沿岸は、雪ではなく雨が降り、積雪が緩んだり重みを増す地域が多くなるため、屋根からの落雪やなだれに注意が必要だ。また、急な融雪による道路の冠水などにも、注意が必要となる。
その後、1日(水)夜から2日(木)は、北日本や北陸を中心に雪を伴った風が強まり、荒れた天気となるおそれがある。暴風雪や高波に警戒・注意が必要だ。晴れる太平洋側でも、日中は真冬の寒さが戻るので服装に気を付けたい。3日(金)も北日本を中心に、空気の冷たい状態が続きそうだ。
週末の天気
土日にかけても、北日本の日本海側や北陸では、雪や雨の降る所が多い見込み。2日(木)ほどではないが、やはり北日本は強風を伴う時間帯がありそうだ。太平洋側は、これまでより日差しが暖かく感じるようになってきそうだ。
(気象予報士・高橋和也)