片岡教諭ら3人に「野崎教育賞」 授業や研究で成果の若手たたえる

(左から)片岡秀彰教諭、原田慎太郎教諭、仲矢圭佑教諭

 一般財団法人岡山県教育会(門野八洲雄理事長)は31日、授業や研究で成果のあった若手教職員をたたえる「野崎教育賞」の2022年度受賞者に高梁市立落合小の片岡秀彰教諭(32)津山市立加茂中の原田慎太郎教諭(37)一宮高の仲矢圭佑教諭(35)の3人を選んだと発表した。2月9日に岡山市内で表彰式を開く。

 片岡教諭は算数の授業にICT(情報通信技術)を活用する研究に尽力し、児童の主体性や課題解決力を育んだ。原田教諭は教職員が一体となって行事などに取り組む学校運営のほか、津山市内の理科教育の充実に貢献した。仲矢教諭はSDGs(持続可能な開発目標)や理数の学習成果を英語で発表する授業を通じ、グローバル人材の育成を進めた。

 同賞は県教育会初代理事長や県教育委員長などを歴任した故野崎正衛氏の功績を顕彰し、1992年度に創設。40歳以下が対象で、受賞者は今回を含め115人となった。

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