女児にわいせつ、自宅で就寝中に…100件も繰り返された男の過ち、ほかの寝る女性も次々 すでに逮捕4回

住居侵入、女児の体を触る 容疑の男を追送検

 埼玉県所沢市内の住宅などに侵入し就寝中の女児の体を触ったなどとして、県警捜査1課と所沢署は30日、住居侵入、強制わいせつ、窃盗などの疑いで、所沢市中新井3丁目、無職の男(34)=強制わいせつ罪などで公判中=をさいたま地検川越支部に追送検し、捜査を終結した。同課などではこれまでに住居侵入、強制わいせつなど10件と窃盗90件の計100件を確認、いずれも立件した。

 追送検容疑は2017年3月6日から昨年5月31日までの間、同市内の戸建て住宅5カ所に侵入し就寝中の未就学児~10代の女性5人の体を触るなどのわいせつな行為などをしたほか、住宅など20カ所で現金2万円や下着など71点(被害総額5万2300円相当)を窃取した疑い。「夜中に家に忍び込んでパンツなどを盗んだり、女の子がいれば体を触っていた」と容疑を認めているという。

 同課などは同様の手口で犯行に及んでいたとして、これまでに男を4回逮捕、再逮捕していた。押収したパソコンからは約6900点に上る写真や動画が発見されたことから、防犯カメラの精査などを行い余罪を捜査していた。

 同課によると、男は被害女性の居住実態を把握しており、いずれも夜中に窓などの無施錠箇所から室内に侵入。これまでに市内の未就学児~中学生の女性計7人が体を触られるなどの被害に遭った。中には複数回被害に遭った女性もいたという。

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