和歌山県教委が公文書ファイル紛失

 和歌山県教育委員会は30日、スポーツ課内で保管していた2022年度の「情緒障がい児」の特別体操教室事業関係のファイルを紛失したと発表した。

 職員が紛失に気付いたのは昨年10月6日。関係課室や書庫などを捜しているが、見つかっていない。県教委によると、職員が2日前にファイル内の書類の確認作業をした後、課外には持ち出していないという。

 この事業は、情緒障害がある子どもを対象にした体操教室。紛失した書類には、県教委が事業を委託した1団体の名称と所在地、代表者名、口座番号、県教委から支出された委託金額が含まれているという。

 同課は団体関係者に謝罪した。

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