日本ハム<2282>、食肉処理のウルグアイ子会社BPUをブラジルMinervaに譲渡

日本ハムの茨城工場(茨城県筑西市)

日本ハムは、食肉処理のウルグアイ子会社Breeders & Packers Uruguay S.A.(BPU、モンテビデオ。売上高346億円、税引き前利益△8億6600万円、純資産49億1000万円)の全株式を、牛肉生産のブラジルMinerva S.A.(サンパウロ)に譲渡することを決めた。事業ポートフォリオの最適化の一環。日本ハムは2017年5月に約150億円を投じてBPUを子会社化していた。譲渡価額は企業価値4000万ドル(約52億円)に純有利子負債や運転資本などを踏まえたうえで確定する。譲渡予定日は2023年10月31日。

BPUはウルグアイで有数の食肉処理実績を持ち、新鋭工場で処理・加工した製品を中国、欧州、米国、日本などに輸出している。譲渡先のMinervaは牛肉の生産・販売を主力とし、南米5カ国とオーストラリアに食肉処理場を構え、世界100カ国・地域以上に輸出している。

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