佐久間宣行プロデュースのアイドルグループ・ラフ×ラフが始動!「一言で表すなら“笑顔を生み出せるグループ”」

これまで数々の人気バラエティー番組を世に送り出してきたテレビプロデューサー・佐久間宣行氏。彼が総合プロデュースを手掛けるアイドルグループ・ラフ×ラフが、昨年12月にお披露目され、活動をスタートさせた。

ラフ×ラフは、昨年実施された歌やダンス、バラエティーなどのオーディションを通過した、齋藤有紗、佐々木楓菜、高梨結、永松波留、夏目涼風、林未梨、日比野芽奈、藤崎未来、吉村萌南の9人で構成。粗削りという意味の“ラフ(rough)”と、笑いの“ラフ(laugh)”がグループ名の由来であり、佐久間氏いわく「成長中の彼女たちがいろんな人を笑顔にするという思いを込めています」とのこと。

今回のインタビューでは、メンバー9人全員が勢ぞろい。グループ結成の経緯や、活動を開始させたばかりの現在の心境、ラフ×ラフの魅力などを聞いた。

――まず、ラフ×ラフがどんなグループなのかというところからお伺いします。そもそもこのグループが生まれたきっかけは、佐久間さんに送った1通のDMだったそうですね。

日比野 「そうなんです。『青春高校3年C組』(佐久間氏がプロデューサーを務めていたテレビ東京のバラエティー番組。18~21年放送)のアイドル部だったメンバーの中で、『もう一度アイドルをやりたい』と思った5人が集まって1年間レッスンやボイストレーニングに通っていました。でも、なかなかうまく行かず、悩みに悩んだ結果『やっぱり頼れるのは佐久間さんしかいない』ということで、DMを送って相談させてもらいました」

齋藤 「佐久間さんにお願いしにいったところ、オーディションを開催するという話になり、5人も審査に参加しました。そして最終審査を通過したのがこの9人のメンバーです」

――元アイドル部からは、齋藤さんと日比野さんの2人が、さらに一般応募から7人がメンバーに選ばれました。

吉村 「私はもともと『青春高校3年C組』を見ていました。芽奈ちゃんたちがアイドル部で活動する姿も知っていたので、それがオーディションに応募するきっかけになりました」

佐々木 「オーディションの3次審査の控室に行ったら、びっくりするくらい目の大きい子がいたんです。驚いて名前を見たら“齋藤有紗”と書いてあって、『やっぱりレベルが違うなぁ~!』と思ったのを覚えています(笑)」

現在レッスン中! 「アイドルとして鍛え上げていかなきゃ」

――さて、オーディション合格から数カ月が経ち、いよいよラフ×ラフとして本格始動しました。皆さんの現在の心境を聞かせてもらえますか?

日比野 「合格発表の直後はすごくワクワクしました。メンバーのみんなとしゃべるのも楽しいし、衣装が決まったのもうれしくて。でも最近は不安が募ってきていますね…。YouTubeの撮影だったり、今回のような取材だったり、お仕事をいただけるのはありがたいんですけど、だんだんスケジュールがハードになってきているので、気を引き締めて頑張らなきゃなと思っています」

藤崎 「私は合格した時から『必死で頑張らないと』と思っています。ダンスも歌もみんなより劣っているという自覚があるので、頑張らないと置いていかれるし、このままだとグループ全体のレベルを下げることになっちゃう。なので、この3カ月くらい必死に頑張ってきました。周りに迷惑を掛けないように、しっかり考えて行動したいと思っています」

日比野 「しっかりしてるなぁ! 人生2周目みたいなコメントだね(笑)」

藤崎 「まだ1周目だよ~!」

吉村 「こういう気持ちでいるのはよくないかもしれないんですけど、私は昔からアイドルを目指していたので、今はまだ『夢みたいだなぁ…』と。でもスケジュールはどんどん埋まっていくし、取材もたくさんあって、いろんな人からの期待も感じています。重圧に負けないようにしなきゃと思います」

「私はもう慣れてきました! 毎週3回くらいレッスンやお仕事をさせていただいて、メンバーのみんなと一緒にいる時間も長いので、合格からまだ3~4カ月しか経ってないとは思えないくらい、濃密で充実した日々を送れています!」

夏目 「確かに未梨ちゃんはボーカルレッスンが同じグループなんですけど、この数カ月でどんどん成長しているんですよ! レッスンを通して、メンバーみんなの成長やすごさを感じています」

永松 「未梨ちゃんはラフ×ラフの活動だけじゃなく塾にも行っていて、いつも忙しそうにしています。レッスンが終わった後『これから塾2個行く』とか言ってて、意味が分からない(笑)」

「毎日走り回っています。めっちゃ大変ですけど、(アイドルと学業を)両立させる覚悟は決めてきました!」

永松 「私はオーディションに合格して福岡から上京しました。こっちの学校では単位がどうとか言われてまだよく分かっていないんですけど(笑)、レッスンやお仕事でメンバーのみんなに会うとやっぱり楽しいです。確かに忙しくてキツい時もあるけど、みんなと一緒にいられるのはうれしいですね」

高梨 「直近の心境としては、私はとても焦っています。ダンスや歌のレッスンに励んでいるものの、まだまだお客さんの前に立ってパフォーマンスできるレベルには至っていないと思うので。アイドルとしてもっと鍛え上げていかなきゃ、と感じています」

齋藤 「確かに、見てくださる方の心を動かすパフォーマンスを、ラフ×ラフ全員でしなきゃいけないと思うと私も焦ります。でも、早く応援してくださる皆さんの前に立って歌ったり踊ったりしたいです!」

佐々木 「有紗ちゃんは本当に面白いし、みんなどんどんバラエティーで自分のキャラを出しているんですけど、私はバラエティーがいまいちで…(苦笑)。だからこそ、パフォーマンスで注目してもらえるようにならないといけないと思っています。デビューまで全力で一生懸命練習します!」

佐久間Pの第一印象は「目が怖かった…」

――ところで、プロデューサーである佐久間さんにはどんな印象がありますか?

「画面で見ていた人だったから、実際に初めて会った時は『あー! いるー!』って思いました(笑)」

夏目 「うんうん、『本物だー』って思った! でも最初は佐久間さんの目が怖くて…」

永松 「オーディションの時だよね。見た目が怖かった(笑)」

「確かに。大きいし」

永松 「でも審査が進んでいくにつれて、私たちのことをすごく笑わせてくださるし、リラックスさせてくれて。みんなの本当の姿を見ようとしてくださっているんだなと感じました」

「『大丈夫?』って声を掛けてくれたり、カメラが回っていないところでも優しかったよね?」

夏目 「うん! 一人一人のことをちゃんと見てくださる方という印象があります」

永松 「今も、ちょっとでも時間があれば私たちの様子を見に来てくださるんです。絶対忙しいはずなのに!」

「佐久間さんのお仕事ぶりを見ていると、本当にすごいなと思います。どんどん大きくなっていく理由が分かります。…あっ、体のことじゃないですよ、存在や知名度が大きくなるってことです!!」

一同 「(笑)」

――最後に、ラフ×ラフの魅力について、あらためて読者にアピールをお願いします!

齋藤 「やっぱり佐久間さんプロデュースならではのバラエティー力はラフ×ラフの魅力だと思います! メンバーそれぞれ得意・不得意はあるかもしれないけど、一生懸命取り組んでいる姿を皆さんにお見せできたらいいなと思っています」

高梨 「ラフ×ラフを一言で表すなら、“笑顔を生み出せるグループ”。笑顔といってもいろんな笑顔があると思うんですよ。うれしい時の笑顔、幸せな時の笑顔、面白い時の笑顔とか。私たちを見ていただければ、そのすべての笑顔が作れると思います!」

佐々木 「私はラフ×ラフで活動を始めて、メンバーそれぞれに魅力がたっぷりだなと感じています。みんなかわいいし、面白いし、優しいし、一緒にいると本当に楽しいんです! なので、『悩んでいる時にラフ×ラフを見たら元気が出る』と皆さんにも言ってもらえるようなグループにしていきたいです!」

【プロフィール】

ラフ×ラフ(らふらふ)
2022年結成。「佐久間Pアイドルプロデュースプロジェクト」全国オーディションを通過した、齋藤有紗、佐々木楓菜、高梨結、永松波留、夏目涼風、林未梨、日比野芽奈、藤崎未来、吉村萌南の9人で構成。YouTube公式チャンネルでは、MCに東京ホテイソンを迎えたバラエティー番組が毎週火曜・木曜に更新されている。

取材・文/左藤豊 撮影/岡本武志

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