「沖縄のことを知って将来、沖縄に来て」修学旅行の誘致の動きが活発化 需要回復に向け静岡県でPR

コロナ禍で減ってしまった「修学旅行」を誘致しようという動きも活発化しています。静岡県静岡市駿河区のツインメッセでは1月31日、沖縄県の担当者などが静岡県の学校関係者や旅行会社などに向けて、沖縄への修学旅行の魅力をPRしました。

かつて戦渦に巻き込まれた沖縄県は、平和祈念資料館などで平和学習ができると高校生を中心に修学旅行先として人気がありました。しかし、新型コロナの感染拡大によって修学旅行の需要が急速に減少。2022年の時点でも、コロナ禍前に比べると6割程度までしか回復していません。

沖縄で新型コロナに感染すると感染者は帰宅できず、保護者は簡単に迎えに行けないなど不安の声もあるといいますが、仮に感染したとしても医療提供体制を整えていることなども会場では説明されました。

<沖縄県観光振興課 大城清剛課長>

「次世代を担う子どもたちが沖縄のことを知って将来、沖縄に来ることを期待したい」

静岡空港の沖縄便は期間限定での運航ですが、羽田空港などを使ったルートもあり、関係者は、より多くの修学旅行生に来てほしいと話しています。

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