ひとつかみの豆とたっぷりの福、心を込めて袋詰め 2月3日の節分向け福井県内の寺社

節分に向け作業が進む福豆の袋詰め=福井県福井市西木田4丁目の朝日山不動寺

 2月3日の節分を前に、縁起物「福豆」の袋詰めが福井県内の寺社で行われている。

 福井市西木田4丁目の朝日山不動寺では、3年ぶりに行われる豆まきに向け、かっぽう着姿の信徒約10人が作業。炒った大豆や赤、黄色など彩り豊かな豆のほか、おたふくや鬼の形をした菓子「落雁」などを手際よく小袋に入れていった。

 当日までに約3万袋を作る予定で、信徒の女性は「豆まきが再開できてうれしい。少しでも多くの方に福が届くよう気持ちを込めました」と話していた。

 3日は、同寺本堂で正午から午後8時まで1時間ごとに計9回豆まきをする。坂井市の成田山福井別院では午後3時15分ごろから祈祷後に行う。

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