30年に渡り、ティーンに特化したマーケティング＆プロモーション支援を提供するアイ・エヌ・ジーが、流行に敏感な関東の高校生男女にトレンド調査を実施した。
渋谷トレンドリサーチは、回収したデータに基づき、渋谷を拠点に運営するINGteens高校生メンバーの生の声を反映し、どこよりもリアルで鮮度の高い最新の高校生トレンドを発表している。
今回の調査テーマは、「推し」。
まずは高校生の「推しの有無」と「推しのジャンル」についての調査結果を発表。
今「推し」はいる？もしくは過去に「推し」がいたことある？
1位 いる・いたことがある
2位 いない
推しのジャンルは？
1位 アイドル
2位 YouTuber・TikToker
3位 アニメ・ゲーム・漫画のキャラクター
4位 俳優
5位 バンド・アーティスト
6位 モデル・インフルエンサー
7位 スポーツ選手
8位 クラスメイト・先輩・身近な人
9位 声優
10位 コスプレイヤー
高校生の約9割が「推し」がいたことがあるという結果となった。
推しのジャンルとしては、「アイドル」が半数を占めており、CDやDVD、グッズを購入する”モノ消費”、ライブやコンサートに参加する”トキ消費”、そしてそれらに付随して、Z世代が注目する社会・文化的な価値を見出す”イミ消費”、精神的な満足感に価値を置く”エモ消費”を体験する環境が充実しているという点から人気が高い傾向にあるようだ。
続いて、推しのジャンルの1位を獲得したアイドルから「推しているジャニーズ」と「推している坂道・指原系アイドル」、そして「推している吉本芸人」についての調査結果を発表。
推しているジャニーズは？
1位 平野紫耀(King＆Prince)
2位 道枝駿佑(なにわ男子)
3位 目黒蓮(Snow Man)
4位 岸優太(King＆Prince)
4位 中島健人(Sexy Zone)
4位 松村北斗(SixTONES)
7位 大西流星(なにわ男子)
7位 大橋和也(なにわ男子)
7位 佐久間大介(Snow Man)
7位 佐藤勝利(Sexy Zone)
7位 高橋恭平(なにわ男子)
7位 永瀬廉(King＆Prince)
7位 ラウール(Snow Man)
ジャニーズ部門は、女子高校生の回答が割れた一方で、男子高校生から圧倒的な支持を得た平野紫耀(King＆Prince)が1位を獲得。2011年のSexy Zone以降にデビューしたグループのメンバーがランキングの上位を占めている。
推している坂道・指原系アイドルは？
1位 与田祐希(乃木坂46)
2位 齋藤飛鳥(乃木坂46)※
2位 齊藤なぎさ(=LOVE)※
4位 山下美月(乃木坂46)
5位 遠藤さくら(乃木坂46)
6位 秋元真夏(乃木坂46)
6位 影山優佳(日向坂46)
6位 森田ひかる(櫻坂46)
9位 齊藤京子(日向坂46)
9位 丹生明里(日向坂46)
9位 野口衣織(=LOVE)
※2022年12月15日(木)時点
坂道・指原系アイドル部門は、与田祐希(乃木坂46)が1位を獲得。ドラマ出演や雑誌モデルなどマルチに活躍しているメンバーが上位にランクインしている。中でも、齊藤なぎさ(=LOVE)は、ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』のホス狂地雷系女子“ゆあてゃ”こと“ゆあ”役でのビジュアルの再現度の高さと演技力が話題となり、女子高校生から高い
推している吉本芸人は？
1位 粗品(霜降り明星)
2位 長田庄平(チョコレートプラネット)
2位 ノブ(千鳥)
2位 松尾駿(チョコレートプラネット)
5位 兼近大樹(EXIT)
5位 大悟(千鳥)
7位 松本人志(ダウンタウン)
8位 井上裕介(NON STYLE)
8位 濱家隆一(かまいたち)
8位 浜田雅功(ダウンタウン)
吉本芸人部門は、テレビ番組だけでなくYouTubeやTikTokでの活動も注目された粗品(霜降り明星)が1位を獲得。男子高校生からの人気を集めた。全体として”お笑い第6～7世代”に人気が集中する結果になった一方で、ダウンタウンがコンビでランクインしており、『水曜日のダウンタウン』等での近年のバラエティ番組では見る機会の減った”毒気”のあるお笑いは、高校生から高い評価を得ているようだ。
最後に、高校生達が予想する「次に来るトレンド」について、散見された回答から抜粋して発表する。
次に来るトレンドは？
【アプリ】Bondee(ボンディー)
次世代メタバース×SNSアプリ。
アバターを自由に作成し、デジタル空間で友達とリアルなコミュニケーションを取ることの出来るツールとして注目を集めている。
【コスメ】リッププランパー
唇用の美容液で、ハリや潤いを与えるアイテム。
デパコスだけでなく、プチプラコスメでも続々と販売が開始され話題となっている。
【渋谷トレンドリサーチとは】
1995年から渋谷の街頭に訪れる女子高生を対象に対面アンケートを毎月実施。1998年より調査エリアを東京・名古屋・大阪の三都市に拡大。1990年創立より30年以上継続してトレンドに敏感なティーンを対象としたリサーチを実施し、メディアや企業様に調査データを提供。現在は流行に敏感な高校生男女に毎月アンケート調査を実施し、最新トレンド情報やトレンド発生の要因や動向を分かりやすく解説、提供している。
【調査概要】
調査テーマ ：推しに関するトレンド調査
調査対象 ：高校生（15～18歳） 男女比（5:5）
調査期間 ：2022年12月5日（月）～ 12月15日（木）
調査方法 ：WEBアンケート調査
有効回答人数 ：100名
＊出典「渋谷トレンドリサーチ」
