西新宿で食事と薬をデリバリー 2台のロボットが自動配送

次世代通信規格=「5G」を使ったサービスが検討されている新宿区の西新宿エリアで、自動配送ロボットがさまざまなものを運搬するプロジェクトが公開されました。

1月31日に公開されたプロジェクトでは、西新宿の街を走る配送ロボットが次世代通信規格=5Gによる遠隔監視でさまざまなものを自動で配送します。出来たてのハンバーガーを人の手を借りずにお客の手元に運ぶデモンストレーションが行われたほか、オンライン診療後に医師が処方した薬を患者の手元まで届けるといった使い方も想定されています。このサービスによる医薬品の自動配送は、往路で薬を運び、帰ってくる時に注射器などの医療廃棄物の回収も行います。川崎重工・社長直轄プロジェクト本部の石田正俊本部長は「フードデリバリーの世界とともに、医薬の世界でも"人でなくてもできるところはロボットに任せたい”といったところは実装に向けて取り組んでいきたい」と話しています。

ロボットの開発を進める企業は今後、ニーズや技術的な課題を洗い出し、さらなるサービスの向上を進めていきたいと話しています。

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