チューリップ黄金期の伝説のライブ音源発掘! 『ライブ!!アクト チューリップ 1976 HAKATA〜チューリップがおるけん、博多たい』として3月に発売

1972年「魔法の黄色い靴」でデビュー。3作目の「心の旅」(1973年)がオリコン・チャート第1位を獲得、「銀の指環」「青春の影」(1974年)、「サボテンの花」(1975年)、「虹とスニーカーの頃」(1979年)等のヒット曲を世に送り出したチューリップ。 フォークや歌謡曲が主流だった音楽シーンにポップロックという新風を吹き込み、日本語ロックの先駆者的存在として不動の地位を確立。当時は「日本のビートルズ」とまで言われ、イギリス風の音楽センスと日本的情緒を融合させた彼らの新しい音楽が一世を風靡した。

そんな勢いに乗ったまさに瞬間のライブが今回発掘された。大ヒットを飛ばしながらも、それまでは全国各地のホールを回りながらファンを増やしていったチューリップ。そのライブ会場がついにホールからアリーナクラスに拡大した瞬間の伝説のライブ音源が今回リリースとなる。 1976年の8月、チューリップは2つのアリーナでライブを行なった。8月1日が札幌真駒内アイス・アリーナ。28日が福岡九電記念体育館。その2つの会場でライブ録音が行なわれ、76年12月1日ライブ・アルバム「ライブ!!アクト チューリップVOL.2」として発売された。しかしなぜかそのライブ音源の9割は札幌公演の演奏が選ばれ、博多の音源はしばらくのあいだ倉庫で眠ることになった。そのテープが2008年発刊の豪華本「THE TULIP COMPLETE」の付属CDとして一度だけ復刻され、その後絶版になっていた。 今回、その音源をさらにレストア、リマスターし復刻。当日の演奏曲全33曲。曲間のファンの歓声も含めCD3枚というボリューム。札幌と福岡、2つのスポーツ・アリーナに詰めかけた観衆は合計14,000人。チューリップがそのキャパシティを広げた歴史的コンサートであり、ふるさと博多への凱旋コンサートでもある。ライブバンドとしても脂が乗り切っている。これが70年代チューリップの最高形である。 アンコールで財津和夫が叫ぶ「チューリップがおるけん、博多たい!」の一言が、日本最高峰のバンドとしての自信に溢れている。作品の詳細はこちら。

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