西大寺会陽ゆかりの雑煮無料提供 天満屋岡山店で3日、先着50食

天満屋岡山店が振る舞う「宝来春」

 18日に西大寺観音院(岡山市東区西大寺中)で行われる西大寺会陽を前に、天満屋岡山店(同市北区表町)は3日、会陽ゆかりの雑煮「宝来春(ほうらいしゅん)」を来店客に無料で提供する。

 宝来春は会陽の翌週に観音院で関係者らに振る舞われる伝統の雑煮。福が重なるようにと餅、豆腐、昆布が二つずつ入り、食べると福を呼び風邪をひかないと伝わる。

 天満屋は創業の地である西大寺地区を盛り上げ、文化の継承に貢献しようと、餅などは一つずつながら、だて巻き、かまぼこを加えるなどアレンジして2018年から提供。3日は午前10時から7階ファミリーレストランで50食(先着順)を用意する。

 今年の会陽は新型コロナウイルス対策のため宝木(しんぎ)争奪戦は見送られるものの、3年ぶりに観客を入れ、裸衆が境内を練り歩く「地押し」などを公開する。

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