エラ・フィッツジェラルド、1969年モントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ音源が初CD化

photo by Rolf Anger

「ファースト・レディ・オブ・ソング」とも呼ばれる20世紀最高のジャズ・シンガーの一人、エラ・フィッツジェラルド。彼女が初めてモントルー・ジャズ・フェスティヴァルに出演した1969年のライヴ音源が初CD化(日本盤はSHM-CD)され、本日2月1日にリリースされた。

<YouTube:Ella Fitzgerald - Sunshine Of Your Love - Live At Montreux 1969

本作品は、1969年6月22日にスイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ録音。今では世界三大ジャズ・フェスティヴァルの一つとして有名だが、まだ始まって3年目のフェスで大トリを務めたのが当時52歳を迎えたエラだった。

当時『サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ』というアルバムをリリースしたばかりだったこともあり、その作品に収録していたアルバム・タイトルのクリームのカヴァーや、ザ・ビートルズ、バート・バカラックなどのロック、ポップスのカヴァーからおなじみのスタンダードを織り交ぜた楽しい構成でその圧倒的で親しげなパフォーマンスで大いに観客が沸いたライヴとなっている。

バックを務めているのは、アルバム『サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ』でも共に録音したトミー・フラナガン・トリオ。息もピッタリで縁者も観客もリラックスして音楽を楽しめているのがうかがえる。

この作品、2005年に一度DVDとしてリリースされていたが、今回初めてオーディオ・フォーマットでのリリースとなり、CDのみならずアナログも発売された。モントルーの初舞台で終始ご機嫌だったエラは、この後1996年に他界するまでに4度モントルーに足を運び観客を魅了することとなった。

■リリース情報

エラ・フィッツジェラルド『エラ・アット・モントルー 1969』
UCCU-1666 SHM-CD ¥2,860(tax in)
2023年2月1日リリース
デジタル配信&CD購入はこちら→https://Ella-Fitzgerald.lnk.to/LiveatMontreuxPR

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