損害保険ジャパンら6社、西新宿で配送ロボットによる飲食・医薬品配送サービスを実施

同実証実験は、川崎重工業株式会社、株式会社ティアフォー、KDDI株式会社、損害保険ジャパン株式会社、menu株式会社(以下:menu)、武田薬品工業株式会社(以下:タケダ)の6社による取り組み。物流業界の人手不足が社会課題となっている中、新たな配送手段として西新宿エリアにおける継続的なサービス提供や、東京都内の他エリアへのサービス拡大の早期実現を目指す。

配送ロボットを使ったフードデリバリーサービス

配達員の代わりに配送ロボットが食品の配送を行う実証実験では、近年需要が拡大しているフードデリバリーのプラットフォーム「menu」を介して行う。

自動配送ロボットがどうユーザーに受け入れられるのか、人手が足りなくなる雨天時や夜間での配送ロボットの適応可能性などを検証するとともに、保温機能など配送ロボットならではの配送品質向上にも着眼するとしている。

サービスの流れ

配送ロボットを使った医薬品の配送/回収サービス

現在、タケダが注力する血友病領域における課題の一つとして、患者が医療機関から大きくかさばる治療薬を持ち帰る際に大きな保冷バッグを用いる必要があるなど、患者側の大きな負担が挙げられている。また、その負担のため治療継続を困難にするケースがあることも知られている。このような課題を解決するべく、オンライン診療・オンライン服薬指導に加え、配送ロボットによる自動配送サービスを組み合わせた実証実験を行った。

具体的には、往路で血友病患者向けに処方箋医薬品を配送し、復路で医療廃棄物の回収を行うことにより、「非接触」、「荷物のトレーサビリティ」、「重量物の配送」といった利点の検証を実施するとともに、医薬品を安全かつ効率的に届けるための知見を収集する。

サービスの流れ

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