京阪踏切で高齢男性が転倒、特急にはねられ死亡

京都府警伏見署

 1日午後0時25分ごろ、京都市伏見区深草下横縄町の京阪本線伏見稲荷-鳥羽街道間の踏切で、淀屋橋行き特急電車が、踏切内に倒れていた同区深草開土町、アルバイト男性(75)をはねた。男性は全身を強く打って死亡した。乗客乗員約150人にけがはなかった。

 伏見署と京阪電鉄によると、現場の踏切は幅約3メートル、長さ約7メートル。男性は自転車を押して踏切に入ったが、線路上で転倒し、その後に警報器が鳴って遮断機が下りた。運転士は、踏切手前で線路内に転倒した男性を見つけ非常ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。

 この事故で京阪本線と鴨東線、中之島線が約2時間、運転を見合わせ、61本が運休、39本が最大127分遅れ、約4万人に影響が出た。

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