スニーカーの汚れ落とし&洗い方を素材別に解説!おすすめ100均グッズも紹介

スニーカーの汚れの原因は?

どんなコーデにも合わせやすいスニーカーですが、長く履いているとどうしても汚れが気になってきてしまいますよね。
では、そもそもなぜスニーカーは汚れてしまうのでしょうか。ここでは、スニーカーが汚れてしまう原因を2つ解説します。

(1)泥汚れ

スニーカーが汚れてしまう原因として、もっとも多いのが泥汚れです。
砂や土が多い場所を歩いたり、雨の日の道路を歩いたりすることで泥汚れが付きやすくなってしまいます。また、満員電車で靴を踏まれたり、地面とこすれたりすることでも泥汚れは付着します。
泥汚れはこびりつくと落ちにくくなってしまうので、気になった段階で早めに落とすことを心がけましょう。

(2)黄ばみ

スニーカーの黄ばみ汚れは、アルカリ性洗剤のすすぎ不足が主な原因です。
というのも、アルカリ性の物質は乾くまでの間に紫外線に反応して、黄色く変色してしまう性質があるためです。そのためアルカリ性の洗剤でスニーカーを洗う際は、しっかりすすいでアルカリ性の物質を残さないようにしましょう。

布製スニーカーの汚れ落としやソールの洗い方を解説

スニーカーの中でも、キャンバス生地などの布製スニーカーを愛用している人は多いでしょう。
ここでは布製スニーカーの基本の洗い方をはじめ、頑固な汚れやソールの汚れの落とし方まで解説します。

(1)基本の洗い方(中性洗剤)

まずは、中性洗剤を使った布製スニーカーの基本の洗い方を解説します。

【用意するもの】

●靴用のブラシ(歯ブラシなどでも可)

●中性洗剤

●バケツ

●タオル

~布製スニーカーの基本の洗い方~
1.スニーカーの中敷きや靴ひもを外し、砂や泥をブラシで落とします。
2.ぬるま湯を張ったバケツに中性洗剤をごく薄く溶かし、スニーカーと中敷き、靴ひもを入れて30分程度放置します。
3.ブラシでスニーカーを優しく洗います。汚れが目立つ部分は念入りに洗いましょう。中敷きや靴ひもはもみ洗いします。
4.バケツにきれいな水(もしくはぬるま湯)を張りながら、洗剤の泡が出なくなるまでしっかりすすぎます。すすぎ残しがあるとスニーカーが変色する恐れがあるので、念入りにすすぎましょう。
5.タオルで水分を拭き取ってから、日陰で自然乾燥させます。かかと部分を下にして壁に立てかけたり、靴用ハンガーを利用したりすることで乾きやすくなりますよ。なお、直射日光やドライヤーの使用は変色・変形の原因になるので避けましょう。

(2)頑固な汚れの落とし方(固形石けん+重曹)

中性洗剤で落ちない頑固な汚れには、洗濯用の固形石けんと重曹の組み合わせが有効です。洗濯用の固形石けんは油や水に溶けやすい性質があるため、泥や土の粒子を溶かして取り除く効果が期待できますよ。さらに重曹を組み合わせることで、繊維に入り込んだ汚れや皮脂汚れもすっきり落としてくれます。

【用意するもの】

●洗濯用の固形石けん

●重曹

●靴用のブラシ(歯ブラシでも可)

●タオル

~布製スニーカーの頑固な汚れの落とし方~
1.スニーカーの中敷きや靴ひもを外し、ホコリや砂をブラシで落とします。
2.ぬるま湯を張ったバケツにスニーカーと中敷き、靴ひもを入れて5~10分程度放置します。
3.固形石けんの泡を汚れの部分に塗り込みます。さらにその上から重曹を適量ふりかけましょう。
4.濡らしたブラシで汚れの部分をこすって洗います。
5.バケツにきれいな水(もしくはぬるま湯)を張りながら、石けんの泡と重曹がなくなるまでしっかりすすぎます。
6.タオルで水分を拭き取ってから、日陰で自然乾燥させましょう。

(3)つま先やソールの汚れの落とし方

スニーカーのつま先やソールの汚れの落とし方を「通常の汚れ」、「黄ばみ」に分けて紹介します。

◆「通常の汚れ」を落とすには?

スニーカーのつま先部分やソール(靴底のゴム部分)の汚れは、消しゴムやメラミンスポンジを使って落とすことができます。消しゴムの場合は、汚れの部分を消しゴムで優しくこするだけでOKです。
もし「消しゴムのカスを取り除くのが面倒」、「よりきれいに汚れを落としたい」という場合はメラミンスポンジがおすすめです。メラミンスポンジを水で十分に濡らしてから軽く絞り、消しゴムと同様に汚れの部分を優しくこすっていきましょう。

◆「黄ばみ汚れ」を落とすには?

スニーカーのつま先部分やソールの黄ばみには、酸素系漂白剤が有効です。なお、日光に当てる必要があるのでよく晴れた日に行いましょう。

用意するものと手順は以下の通りです。

【用意するもの】

●酸素系漂白剤

●キッチンペーパー

●ラップ

●ゴム手袋

●タオル

~黄ばみの落とし方~
1.ゴム手袋を装着し、キッチンペーパーに酸素系漂白剤を染み込ませます。
2.黄ばみの部分にキッチンペーパーを貼り付けて、その上からラップで保護します。
3.日当たりの良い場所で1時間程度放置します。黄ばみが落ちなければ1.~3.の工程を繰り返します。
4.黄ばみが落ちたら、キッチンペーパーとラップをはがして酸素系漂白剤をしっかり洗い流します。
5.タオルで水分を拭き取ってから、日陰で自然乾燥させましょう。

レザー素材のスニーカーの汚れ落とし&洗い方

デリケートなレザー素材のスニーカーは、水に浸けたりブラシでこすったりせずに拭き取り洗いをしましょう。

【用意するもの】

●中性洗剤

●柔らかいスポンジ

●タオル

~レザー素材のスニーカーの汚れ落とし&洗い方~
1.中性洗剤を水で10倍ほどに薄めます。
2.スポンジに中性洗剤を付けて、泡で優しく洗います。
3.乾いたタオルで水や泡を拭き取ります。
4.水で濡らしたタオルを固く絞って水拭きします。洗い流したり日光に当てたりすると、素材が傷む原因となるので避けましょう。

スエード素材のスニーカーの汚れ落とし&洗い方

スエード素材のスニーカーも、レザー素材と同様に拭き取り洗いをしていきます。

【用意するもの】

●靴用ブラシ

●シャンプー(普段使っているもので可)

●柔らかいスポンジ

●タオル

~スエード素材のスニーカーの汚れ落とし&洗い方~
1.スニーカーの毛並みに逆らいながらブラッシングして、ホコリを落とします。
2.水で濡らしたタオルで、スニーカー全体を濡らします。こするのではなく、押しつけるようにして濡らしていきましょう。
3.水を含ませたスポンジにシャンプーを付けて、泡立ててからスニーカーを洗います。
4.水を含ませたスポンジを使い、シャンプーの泡を拭き取ります。泡を拭き取ったら、固く絞ったタオルで優しく水拭きしましょう。
5.風通しの良い日陰で自然乾燥させましょう。中に新聞紙を詰めておくことで乾きが良くなります。さらにある程度乾いたらシューキーパーを入れておくことで、型崩れを防止できますよ。

スニーカーの汚れ落としにおすすめの100均グッズ4選

ここからは、スニーカーの汚れ落としにおすすめの100均グッズを4つ紹介します。どのグッズも手軽に使えるものばかりなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

(1)【ダイソー】「スニーカーシャンプー」

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「ダイソー」の「スニーカーシャンプー」(110円)は、水を使わなくてもスニーカーが洗える優れものです。ボトルの先端にブラシ付きのスポンジが付いているので、液体を付けながらこすり洗いできますよ。「スニーカーを手軽に洗いたい」という人におすすめです。

(2)【ダイソー】「スニーカー消しゴム(キャンバス生地・ラバー用)」

「ダイソー」の「スニーカー消しゴム(キャンバス生地・ラバー用)」(110円)は、キャンバス生地やラバー部分に付いた汚れを簡単に落とせるグッズです。
汚れの部分をこするだけなので、いつでも気軽に使えるのが嬉しいポイント。キャンバス生地のスニーカーを愛用している人は、ぜひ取り入れてみてください。

(3)【ダイソー】「スニーカーソールクリーナー(泡タイプ・50ml)」

汚れやすいソールの汚れには、「ダイソー」の「スニーカーソールクリーナー(泡タイプ・50ml)」(110円)がおすすめです。

使い方は以下の通り。

1.ソールの汚れに泡を吹き付ける

2.水で濡らして固く絞ったタオルで泡を拭き取る

3.自然乾燥させる

このように、水で洗い流さなくてもソールの汚れを落とすことができますよ。

(4)【ダイソー】「スニーカークリーナーシート(15枚)」

「ダイソー」の「スニーカークリーナーシート(15枚)」(110円)は、ツヤ革や合皮のスニーカー、ゴム底に使えるシートタイプのクリーナーです。
水や道具を使わなくても、これ1枚でスニーカーの汚れ落としができますよ。持ち運びしやすいサイズなので、旅行などに持っていくのもおすすめです。

100均以外で購入できるスニーカー汚れ落としにおすすめのグッズ

スニーカーの汚れ落としに便利なグッズは、100均以外にもまだまだありますよ。ここでは、スニーカーの汚れ落としにおすすめのグッズをさらに2つ紹介します。

(1)【レック】「激落ちくん スニーカー・上履き用 4個入り」

出典:Amazon

不織布面とメラミンスポンジが1つになった、スニーカーの汚れ落としグッズです。不織布面でスニーカー表面の汚れを、メラミンスポンジ面でゴム部分の汚れを落とすことができますよ。洗剤を使わずに、水だけで汚れが落ちるのが嬉しいポイントです。

(2)【ジェイソンマーク】「シューケア クリーナー」シリーズ

@natsuko.xx

「ジェイソンマーク」の「シューケア クリーナー」シリーズは、さまざまな素材に使える靴専用クリーナーです。そのため「スニーカー以外の靴も洗いたい」という人におすすめですよ。
液体タイプと泡タイプがあるので、使用頻度や好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

スニーカーの汚れや臭いを防止して長持ちさせるには?

スニーカーの汚れや臭いを防止して長持ちさせるための方法を3つご紹介します。お気に入りのスニーカーを長く使うためにも、ぜひ押さえておきましょう。

(1)防水スプレーを活用する

新しくスニーカーを購入したときや、スニーカーを洗った後には、防水スプレーをかけておくことをおすすめします。
防水スプレーをかけておくことで、汚れが付きにくくなりますよ。汚れが付きにくくなると洗う頻度も減るので、スニーカーが傷みにくくなるというメリットも。ただしスニーカーの素材によっては防水スプレーが使えないこともあるので、防水スプレーが使える素材かどうか確認した上で使用しましょう。

(2)乾燥させてから靴箱にしまう

スニーカーを脱いだ後は、日陰で乾燥させてから靴箱にしまいましょう。
足は意外と汗をかきやすいので、すぐに靴箱にしまうと雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。そのため、特に雨の日や汗をかいた日は念入りに乾燥させることをおすすめします。

(3)気になる臭いは10円玉や重曹で消臭する

スニーカーの気になる臭いは、10円玉や重曹で消臭することが可能です。やり方はとても簡単で、10円玉やお茶パックなどに入れた重曹を靴の中に入れておくだけ。家にあるもので手軽にできるので、スニーカーの臭いが気になったときはぜひ試してみてくださいね。

スニーカーの汚れを落としてきれいな状態をキープしよう

スニーカーをきれいに保つには、汚れが気になった段階で早めに落とすことが大切です。
「こまめに洗うのが大変……」という人は、100均などの便利なアイテムを取り入れることでお手入れが簡単になりますよ。今回紹介した内容を参考に、スニーカーの汚れをしっかり落として、お気に入りのスニーカーを長く楽しんでくださいね。

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