新井カープ キャンプスタート V奪回目指し宮崎・日南で始動

新井貴浩 新監督を迎え、5年ぶりのリーグ優勝を目指す広島カープ。1日から春のキャンプがスタートしました。

いよいよ、新井カープの2023年が始まります。そのスタートを切るのは、新たに背番号5を背負う、西川龍馬の頼もしいかけ声からでした。

今季から背番号 “5” 西川龍馬 選手
「家族一丸で戦えば、絶対に強いチームになると思います。ことしはマジでいっちょ、やったりましょう! さあ、いこう!」

キャンプ地・日南は最高気温が20℃を超える暖かさ。快晴のもと、新井監督も熱視線を送る中でグラウンドには選手たちの声が響き渡ります。

ファーストを守る末包と育成の木下は、さっそく泥だらけになりながら、「がむしゃら」にノックを受けていました。

投手陣では、初日から総勢11人がブルペンに…。監督も「激しく争ってほしい」と語る中継ぎ陣が続々と熱い元気な姿を見せています。

中でも注目したのは、新たにカープの家族となった戸根千明。捕手専念を表明している坂倉相手にボールを投じました。

ストレートとカーブを46球 戸根千明 投手
「最初はだいたいそうなんですけど、初投げは真っすぐとカーブしか投げてないんで。それを例年通り実行した感じですかね」

坂倉将吾 捕手
「対戦もしていたし、印象通りというか、引っ張ったらイヤだなと思って捕っていたが、初日だし、まだまだこれからいい球がいっぱいあるし、会話して、いいものを引き出したい」

ランチタイムには、新外国人・デビッドソンがバットを持って登場! フリーバッティングに臨み、汗を流します。

合計で62スイングとバットを振り、時折り、さく越えを見せるなど、去年、4番を務めたマクブルームとともにシーズンではその長打力に期待がかかります。

午後のサブグラウンドには、名手・菊池の姿がありました。1日は、羽月・二俣とともにノックを受けます。意識するのは、「ボールとの間合い」。

去年のキャンプに続き、ことしも若手へその技術が継承されていきます。

キャンプ初日が終わろうとしたそのとき、新井監督が最高のファンサービス! 天福球場に詰めかけたファン1人ひとりへていねいにサインを書いていく姿がありました。

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