湯郷ベル 1部復帰へ新戦力10人 主将に横山「得点王を狙う」

新体制発表でポーズをつくる岡山湯郷ベルの新加入選手ら=美作市

 サッカー女子・なでしこリーグ2部の岡山湯郷ベルは1日、美作市内で新体制を発表した。2年連続最下位のチームは元日本代表FW横山久美ら新戦力10人を迎え、2016年シーズン以来の1部復帰を目指す。

 新加入選手、スタッフら12人が会見に臨み、高橋寿輝ゼネラルマネジャーが「得点が取れる選手を中心に集めた」と補強ポイントを説明。今季から指揮を執る谷口博志監督はチームコンセプトに「チェンジ」を掲げ「クラブも選手も変わらないといけない」とチーム再建への決意を語った。

 昨季は1勝10分け7敗(勝ち点13)で10位に終わり、入れ替え戦(1勝2敗)で辛くも2部残留を決めた。前身のLリーグ(日本女子リーグ)から数えて参戦20年の節目。10年ぶりにベルに復帰し、主将に就いた横山は会見で「1部昇格に向けて得点王を狙う」と抱負を述べた。

 チームは2日から全体練習をスタート。対外試合や県外キャンプなどを行い、開幕戦(4月1日か2日)に向けて仕上げていく。

 今季の2部は10チームで争う。

© 株式会社山陽新聞社