相鉄線星川─天王町駅間の複合施設「星天クレイ」公開 飲食店やカフェ充実 2日から順次オープン 

カフェや生活雑貨を扱う店舗が入居する「Bゾーン」

 相鉄グループは1日、相鉄線星川─天王町駅間(横浜市保土ケ谷区)の高架下の複合施設「星天qlay(ホシテンクレイ)」を報道陣に公開した。子育て世代を主なターゲットに、ゆっくりと過ごせるカフェや飲食店を充実させたのが特徴。施設は2日から順次オープンする。

 高架下の全長約1.4キロを五つのエリアに分けて開発し、星川駅周辺の「Bゾーン」が先行開業する。地上2階建て、延べ床面積は約4750平方メートルで、テナント13店舗が出店。平日のランチタイムは、時間無制限でパンが食べ放題のレストランや、昭和の時代の相鉄線の車両の写真が並ぶカフェなど、地域住民に愛されるよう工夫を凝らした。生活雑貨や食料品を扱う店舗も入居する。

 星川─天王町駅間の高架下スペースは、相模鉄道(同市西区)と市による連続立体交差事業によって誕生。相鉄グループ各社と保土ケ谷区が2020年に協定を結び、計画を進めてきた。

 相鉄の担当者は「連続立体交差事業を受けて、周辺に分譲マンションができ、20~30代の流入が増えた。地域に根ざし、日常的に使ってもらえる施設にしたい」と話した。

 「Bゾーン」以外のエリアの詳細は、施設の公式サイトで順次案内するという。

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