
【北京共同】厳格な新型コロナ対策「ゼロコロナ」を終わらせた中国で、娯楽消費が堅調だ。春節(旧正月)連休(1月21~27日)中は観光収入や映画興行収入などが大きく回復。日本への旅行も増えており、日本の観光業界では「爆買い」の再来に期待が高まっている。
中国政府によると、春節中の国内旅行者数は前年同期比約23%増の3億800万人。国内観光収入は約30%増の3758億元(約7兆円)で、2019年の約7割。全国の鉄道や航空機などの公共交通機関は約2億2600万人が利用した。
旅行以外でも消費回復の兆しがみられる。税当局によると、春節中の生活商品の販売収入は前年同期比で32%増えた。