【馬毛島自衛隊基地計画】種子島漁協、3分の2超の組合員が同意 漁業補償22億円

 鹿児島県西之表市馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画を巡り、地元の種子島漁協が、市内の組合員279人のうち3分の2以上から計画への同意を取り付けたことが1日、関係者への取材で分かった。防衛省は総額22億円の漁業補償を提示している。

 漁協は1月中旬、計画に賛成し、港湾施設が整備される島東側の一部で漁業権が消滅することに同意するかを問う文書を市内の組合員に送付。同30日に同意書を取りまとめ、即日集計していた。3分の2以上の同意があれば、漁協は計画を受け入れることになる。

 漁協は2日に会見を開き、集計結果や今後の対応を説明する。

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