神奈川県の人口、2年連続減少 少子高齢化で「自然減」が加速 「社会増」で補えない状況が顕著

神奈川県庁

 県内の人口が2年連続で減少したことが神奈川県の調査で分かった。2023年1月1日現在の県人口は前年同期比3276人減の922万7901人(男457万4834人、女465万3067人)だった。調査を開始した1958年以降、初めて減少に転じた前年(5160人減)に続く減少となった。少子高齢化の進行で死亡が出生を上回る「自然減」が加速。転入が転出を上回る「社会増」で補えない状況が顕著となっている。

 22年の自然減は4万970人で前年より1万987人増加した。社会増は3万7694人で前年より1万2871人増えたが、自然減による落ち込み幅をカバーするまでには至らなかった。

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