統一選出馬予定の女性19人お披露目 都内でイベント 「推しの候補者見つけ応援して」

今春の統一地方選に向け、女性議員を増やすプロジェクトに関心を寄せる若者らが集まった=1月29日午後、都内

 若い世代から、ジェンダー平等の政治や社会の実現に向けて動き出そう-。全国規模で20~30代の女性議員を増やす活動をしている「FIFTYS PROJECT」が、前半戦の告示まで約2カ月に迫った統一地方選に向け、出馬予定の候補者19人をお披露目した。プロジェクト代表で慶応大大学院2年の能條桃子さん(24)=平塚市出身=らは「自分の地域で“推し”の候補者を見つけて、ぜひ応援してほしい。選挙ボランティアなど投票以上のアクションにもつなげてもらえれば」と有権者らに呼びかけている。

 「移住したら女性市議が1人しかいなくて驚いた。子どもがまだ小さく親戚もいないが、よそ者・若者の自分が動かないと駄目だと思った」

 1月29日に東京都内で開かれたイベントでは、県内や都内を中心に北海道や京都、広島など全国各地から出馬予定の候補者が会場とオンライン上でメッセージを寄せた。「保育士の待遇改善を」「給食を無償化に」「働く女性や子育て世代の課題を解決したい」─。無所属と政党公認が入り交じり、さまざまな背景を持つ女性らが政治家を志す理由や意気込みを語った。

 イベントには候補者以外にも、「候補者を応援したい」「プロジェクトに関心がある」「いつか立候補したい」とする10~30代の若者らが会場とオンラインで約130人参加した。

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