
2月2日の Unpacked イベントで、サムスンがフラッグシップスマートフォン Galaxy S23 シリーズを発表しました。
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構成は例年のとおり、無印の Galaxy S23 (6.1インチ)、やや大きい Galaxy S23+ (6.6インチ)、最大サイズでSペン手書きや2億画素カメラなど現行最高仕様の Galaxy S23 Ultra。

全機種とも、リアルタイムレイトレーシングに対応するQualcommの最速プロセッサを独自に最適化した Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy を搭載。
「ナイトグラフィー」ことナイトモードの暗所撮影は前面カメラのポートレートや動画でも従来より鮮明になるなど、最速プロセッサのAI処理能力を使い勝手全般に活かした設計です。
外観はおおむね従来機種を踏襲しつつ、コーニングのスマホ用カバーガラスでもっとも堅牢な最新バージョン Gorilla Glass Victus 2 を世界で初めて採用。
S23 Ultra では前機種と同じ「6.8インチ」ながら、平面の部分が広いエッジディスプレイを採用しています。S23 / S23+ では、背面カメラハウジング部分が一段高く目立っていた従来機種から、レンズ以外はフラットですっきりした背面に回帰しました。

Galaxy S23 Ultraは、かつて Galaxy Noteシリーズの特徴だったSペン手書き対応を継承した最上位モデル。
価格ではさらに上の Galaxy Zシリーズがあるものの、あちらは折りたたみ機構もあり仕様的には Ultra に及ばない部分もあるため、特に10倍光学ズーム望遠や2億画素広角カメラ、Sペンを本体に収納できる点などは(いまのところ)無二の性能です。

主な仕様は
プロセッサの更新による性能向上としては、S22比較で約30%の高速化、機械学習処理のNPUが約49%効率化、GPUは約41%高速化。
SD8 Gen 2シリーズといえば、モバイルでリアルタイムレイトレーシングが謳い文句ですが、ゲームを遊ぶか否かとは別に、ローカルAI処理が増えた最近のスマホではプロセッサの高速化はカメラ画質の向上や日々の使い勝手にもつながってきます。
カラーバリエーションは S22 シリーズ共通のファントムブラック、グリーン、クリーム、ラベンダー。

販売は2月17日から。価格は8GB / 256GBモデルが999ドルから。
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