「せときらら」のパン食べ比べて 津山で5日フェスタ 11店参加

「せときらら」を使った各店自慢のパン

 パン用小麦「せときらら」を使ったパンの販売イベント「津山産小麦のパンフェスタ」が5日、アルネ・津山3階(津山市新魚町)で開かれる。同小麦の魅力をアピールし、消費拡大につなげようと県内最大産地の市などが初めて企画。市内外のベーカリー11店が、それぞれ考案した多彩なパンを持ち寄る。

 せときららで作ったパンは小麦の香りが強く、もちもちとした食感や優しい甘みが楽しめるという。会場には食パンやクロワッサン、メロンパンをはじめ、市特産の干し肉を挟んだ総菜パンのほか、ココアパウダーを混ぜた生地で顔の模様を表現したネコのパンなど個性あふれる商品も並ぶ。

 市によると、せときららの生産は県内ではほぼ市内に限られ、2022年産は約100ヘクタールで約420トンを収穫した。市ビジネス農林業推進室は「各店自慢のパンを食べ比べてもらい、おいしさを実感してもらえれば。新たな需要を掘り起こし、産地化をさらに推し進めたい」としている。

 午前10時~午後3時で入場無料。問い合わせは同室(0868ー32ー2178)。

 参加店は次の通り。

 nenemomo、PANKU、ゆん太の家、母恵夢、アン、かけはしきんちゃい屋、エピ、ポンパドウル津山店(以上津山市)▽ココペリ、雪bolo(以上美咲町)▽Atelier Nico+(奈義町)

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