上白石萌音、最優秀女優賞を受賞 第30回読売演劇大賞 「千と千尋の神隠し」「ダディ・ロング・レッグズ」出演

上白石萌音さん

 第30回読売演劇大賞の受賞作・受賞者が2日発表された。最優秀女優賞は鹿児島市出身で、「千と千尋の神隠し」「ダディ・ロング・レッグズ」に出演した上白石萌音が受賞した。最優秀作品賞は劇団チョコレートケーキの「生き残った子孫たちへ 戦争六篇」、最優秀男優賞には「セールスマンの死」「女の一生」出演の段田安則が選ばれた。

 各賞から選ばれる大賞は24日に東京・内幸町の帝国ホテルで開く贈賞式で発表する。

 上白石萌音は1998年生まれ。鹿児島市出身。舞台「千と千尋の神隠し」には主人公・千尋役で出演した。「ダディ・ロング・レッグズ」は「あしながおじさん」が原作。主な出演作に映画「舞妓(まいこ)はレディ」、「君の名は。」、ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」「恋はつづくよどこまでも」「カムカムエヴリバディ」などがある。2021年には書き下ろしエッセー「いろいろ」を刊行した。

 第30回読売演劇大賞のその他の受賞作・受賞者は次の通り(敬称略)。
 
 最優秀演出家賞=五戸真理枝(「コーヒーと恋愛」「貴婦人の来訪」「毛皮のヴィーナス」)▽最優秀スタッフ賞=前田文子(「レオポルトシュタット」「薔薇とサムライ2―海賊女王の帰還―」)▽杉村春子賞=大原桜子(「ミネオラ・ツインズ」「ザ・ウェルキン」)▽芸術栄誉賞=草笛光子▽選考委員特別賞=舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」

2015年11月、映画「舞妓はレディ」について語り合う女優の上白石萌音さん(左)と周防正行監督=鹿児島市のかごしま県民交流センター
2018年4月、記者会見する上白石萌音さん(中央)=東京都内

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