江戸時代から続く「相模の大凧まつり」 今年の題字は「勝風」 GWに開催

江戸時代から続く伝統行事「相模の大凧(おおだこ)まつり」(過去の開催から)

 江戸時代から相模原市南区の新磯地区で続く伝統行事「相模の大凧(おおだこ)まつり」の今年の題字が「勝風(しょうふう)」に決まった。新型コロナウイルス禍の影響で2020年以降3年連続で中止となっていたが、今年は5月4、5日に相模川河川敷の新戸スポーツ広場など4カ所で開催する予定。

 実行委員会が昨年11月から12月にかけて公募し、計575点の中から市内在住の阿部和夫さんの作品が選ばれた。「災いに勝ち抜く頼もしい風が吹くことを祈念する」との思いが込められているという。

 今後は本村賢太郎市長が揮毫(きごう)した題字を基に、上磯部、下磯部、勝坂、新戸の各地区の保存会が2~3月に大凧に使う和紙に題字を書く。

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