
ソニーグループは2日、十時裕樹副社長(58)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。吉田憲一郎会長兼社長(63)は引き続き、代表権のある会長を務める。社長交代は5年ぶり。
十時氏は1987年ソニー(現ソニーグループ)に入社。ソニー銀行の設立を主導し、代表取締役も務めた。経営戦略の立案や新規事業の目利きに定評がある。
十時氏は「顧客に選ばれ、社員を元気にし、優秀な人材を集め、企業価値を高め、社会に還元するポジティブスパイラル(好循環)を生み出していきたい」とのコメントを出した。同社は2日午後4時から、新体制に関する記者会見を開く。