エルトン・ジョン、「ロケット・マン」収録アルバム『ホンキー・シャトー』50周年記念盤が3月にリリース決定

1972年5月にリリースされ、エルトン・ジョン初の全米1位アルバムとなった『ホンキー・シャトー』の50周年記念エディションが2023年3月24日にリリースされることが決定した。「ロケット・マン」「ホンキー・キャット」などの代表曲を収録し、エルトン黄金時代の幕開けを飾る記念碑的アルバムである。

オリジナル・アルバムにスタジオ・セッションからのアウトテイクや1972年ロイヤル・フェスティバル・ホール公演のライヴ音源8曲を追加収録したCD2枚組、オリジナル・アルバムとセッション・アウトテイクを収録したLP2枚組、デジタル配信の各形態でリリースされる。この発表にあわせてYouTubeで告知映像が公開された。

▼Honky Chateau 50th Anniversary Trailer

https://www.youtube.com/watch?v=XnIrwmhlUMk

先行トラックとして「ロケット・マン(ライヴ・アット・ロイヤル・フェスティバル・ホール、ロンドン、1972)」(「ロケット・マン」のライヴ初演奏)と「メロウ(セッション・デモ)」が配信された。

▼Rocket Man(Live at The Royal Festival Hall, London 1972)

https://youtu.be/GrfVr4VWSfE

▼Mellow(Session Demo)

https://youtu.be/JX9_Rf1zDN8

パリの北西約40kmにあるエルヴィル城(Château d’Hérouville)の滞在型レコーディング・スタジオで、エルトンとソングライティング・パートナーのバーニー・トーピンが曲を書き、それをバンド・メンバー(デイヴィー・ジョンストン[g]、ディー・マーレイ[b]、ナイジェル・オルソン[ds])が演奏。バーニーはタイプライターを持ち込み、バンドはダイニングルームに楽器をセットアップ。バーニーは夜に歌詞を書いてエルトンのピアノに置いておく。エルトンは朝その歌詞に曲をつける。初日はバンドが朝食を摂りに集まる頃までに3曲を仕上げたという。当時のエルトンがいかに多作だったかがわかる。 『ホンキー・シャトー』の発売から1カ月後の1972年6月には「ロケット・マン」は全英シングル・チャート2位、全米では6位を記録。アルバムも全米で5週連続1位を獲得した。2018年に開始したラスト・ツアー“Farewell Yellow Brick Road Tour”でも『ホンキー・シャトー』の曲はセットリストの常連曲である。

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