南北で気温の違いくっきり 高温に関する情報も 気象庁1か月予報

 気象庁は2日(木)、向こう1か月(2/4~3/3)の天候の見通しを発表した。北日本では寒気の影響を受ける時期があるため、向こう1か月の気温は低い見込み。一方、東・西日本と沖縄・奄美は寒気の影響を受けにくい時期があるため、向こう1か月の気温は高く、期間の前半は気温がかなり高くなる所がありそうだ。

 降雪量は北日本の日本海側で平年並みか少なく、東日本の日本海側で少ない見込み。西日本の日本海側は低気圧や前線の影響を受ける時期があるため、向こう1か月の降水量は平年並みか多いが、寒気の影響を受けにくい時期があるため、降雪量は少ない予想となっている。

高温に関する情報

 東海、近畿太平洋側、四国、九州北部(山口県を含む)、九州南部、沖縄・奄美の向こう2週間の気温は、暖かい空気に覆われやすいため高い日が多い見通し。特に、九州南部と沖縄・奄美は8日(水)ごろから、九州北部(山口県を含む)は10日(金)ごろから、四国、近畿太平洋側、東海は11日(土)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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