U2のボノの息子が在籍するインヘイラー、全英1位のデビューに続くアルバムを発売

アイルランド出身の4人組バンド、インヘイラー(Inhaler)が2023年2月17日にリリースするセカンド・アルバム『Cuts & Bruises』より、新たなシングル「If You’re Gonna Break My Heart」を公開した。

「If You’re Gonna Break My Heart」は、昨夏の多幸感漂うアンセム「These Are The Days」、高揚感溢れる「Love Will Get You There」に続く、『Cuts & Bruises』からの3枚目の先行シングルとなる。

彼らは、ノスタルジックな雰囲気と瑞々しいピアノ・サウンドが印象的なこの「If You’re Gonna Break my Heart」のインスピレーションについて次のように語っている。

「昨年、アメリカでのツアー中に、ボブ・ディラン、ザ・バンド、ブルース・スプリングスティーンといったアメリカの偉大なソングライターの音楽をたくさん聴いていたんだ。広大なハイウェイを旅しながら聴く彼らの楽曲は、僕らの心に響くものがあり、この曲を以前よりもライヴバンドらしいサウンドに仕上げる手助けをしてくれたよ」

大成功した前作アルバム

『Cuts & Bruises』は、UKとアイルランドのオフィシャル・チャートで1位に輝いたインヘイラーのデビュー・アルバム『It Won’t Always Be Like This』に続く2作目のスタジオ・アルバムとなる。

2021年7月にリリースされた『It Won’t Always Be Like This』のアナログ盤は、デビュー・アルバムとしては今世紀最速セールスを記録した他、インヘイラーは、このデビュー作で全英アルバム・チャート首位を獲得した13年振りのアイルランド出身グループとなった。

ヴォーカルとギターで、U2ボノの息子としても知られるイライジャ・ヒューソン、ベースのロバート・キーティング、ギターのジョッシュ・ジェンキンソン、ドラムのライアン・マクマホンの4人から成るインヘイラーは、長期にわたるツアーを終えた2021年のクリスマス休暇に地元ダブリンのリハーサル・スペース“The Nunnery”で、一連の新曲を書き、リハーサルを重ねながらアルバム『Cuts & Bruises』を作り上げていった。

ロバート・キーティングは新作の制作を振り返りこう語っている。

「ライヴルームで4人でジャム・セッションをしながら、その場でアイデアを出し合ったんだ。制作に入る前に数ヶ月間ツアーで演奏することで、(新作)をどんな方向性にしたいのかが明確になったよ」

インヘイラーの長年のコラボレーターであるアントニー・ゲンが、ロンドン北西部にある彼のスタジオ“Narcissus”でプロデュースを手掛けた『Cuts & Bruises』には全11曲が収録されている。

Written By Tim Peacock

__

インヘイラー『Cuts & Bruises』
2022年2月17日発売

© ユニバーサル ミュージック合同会社