【日本ハム】「2軍の選手は自分の実力のなさを受け入れられない」と矢野謙次がファームコーチ時代に感じた経験とは!?

プロ野球選手としてのプライドが成長の邪魔をしている!?

2020年~2022年まで日本ハムファイターズで3年間のコーチ経験のある矢野謙次さんにコーチ業の難しさを教えてもらった。

特に難しかったのは後半2年間で務めた2軍コーチだったという。

当たり前だが、2軍の選手というのは1軍にあがるには実力が足りない選手の集まりだ。

一気に全能力を上げるは難しいので、そういった選手たちを1軍に上げるためには「それぞれの選手に何か一つでも武器を作ってあげなくてはいけない」と矢野謙次さんは考えたという。

何も武器を持っていない選手ばかりだったというのが現実だったからだ。

矢野謙次さんは個々の選手に良い部分と足りない部分を伝えて、選手と寄り添いながら指導していくスタイルを試みたとのこと。

しかし、なかなか2軍の選手は付いて来てくれなかったという。

矢野謙次さんが想像するに「自分は何も武器を持っていない」という現実、自分の実力が足りていないという現状を受け入れるのがキツかったのではないかと話す。

「2軍の選手は自己逃避をしてしまう」こういった現状があることを矢野謙次さんは自身の経験から教えてくれたトークだった。

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