食品や雑貨 県内メーカーがPR 岡山、販路開拓へ初の展示商談会

食品や雑貨のメーカーが自社商品をPRした商談会

 岡山県内の食品や雑貨のメーカーが自社製品をPRする「『ええもん・うまいもん』食と雑貨の展示商談会」が2日、岡山市内で初めて開かれた。中小事業者の販路開拓を支援しようと、県商工会連合会が独立行政法人・中小企業基盤整備機構(東京)と連携して初めて企画した。

 会場にはスイーツや調味料、木工製品などが並び、28事業者が小売店や通信販売のバイヤーらに売り込んだ。乳製品製造販売の建部ヨーグルト(岡山市)は県産イチゴ入りのヨーグルトの新製品を紹介し、帽子製造の襟立製帽所(浅口市)は折り畳みや手洗いが可能で紫外線を防ぐ効果もある帽子をアピールした。

 家具製造のホリグチ(倉敷市)は県産スギ製小テーブルの試作品を出品。堀口真伍社長は「法人向け商品が主力だが、商工会などの力を借りながらBtoC(企業対個人)の開拓を目指したい」と話した。

 事業者の一部は、東京で同時開催された中小機構主催の展示会にも無人のブースを出展。商談は首都圏のバイヤーらとオンラインで行った。

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