
鳥取県は2日、県庁に架空の部署として「メタバース課」を立ち上げ、人工知能(AI)で動く職員を「採用」したと発表した。インターネット上の仮想空間であるメタバースの一つ「XANA」に特設ギャラリーを開き、鳥取の魅力を発信。知名度向上に取り組み、関心を持つ人を増やす狙いがある。
AI職員は女性の姿で、鳥取県が舞台の神話「因幡の白ウサギ」に登場する八上姫にちなみ「YAKAMIHIME」と命名。観光名所などを紹介する特設ギャラリーに常駐し、来訪者は音声やメッセージ入力を通じて会話できる。県は将来的に、メタバースを通じた特産品販売や観光客誘致にも取り組む考えだ。