「何をされるかわからない」〝あおり運転″被害者が心境語る 広島

南区の市道で「あおり運転」をしたとして40代の男が逮捕された事件。被害を受けた男性が当時の心境を語りました。

被害を受けた男性「こちらは徐行で走っていたので、(車が)突然右から出てきたので「危ない」という意味でクラクションを鳴らしたんですが、恐らく相手からしたら鳴らされたクラクションに腹を立てて(あおり運転)におよんだのかな」

去年12月、南区の市道を走行中に撮影されたドライブレコーダーの映像には…

強引に割り込んできた軽バンに対してクラクションを鳴らします。前を走る軽バンはハザードランプをつけ、ゆっくり左車線に移動しますが、クラクション鳴らして強引な割り込み、進路を塞ぐようにし被害男性の車に向かって大声をあげます。その後は何事もなかったように走り去っていきました。

車同士がぶつかる可能性もあった〝危険な運転″に巻き込まれた男性は。

被害を受けた男性「正直怖いというのもありましたし、このあとどうなるんだろう、もしかしたら降りてくるかもしれない、何をされるかわからないという感じはありました。いつも通っていた道なんですがなるべく通りたくないなと思った」

相談をうけた警察がドライブレコーダーの映像などを捜査し犯人を特定。

強引な割り込みなど危険を感じさせるあおり運転をしたとして佐伯区の職業不詳の男(47)を逮捕しました。

容疑者の男は調べに対し「よく覚えていない」と話しているということです。

また、容疑者の車は車検の有効期間は切れた状態だったということです。

被害を受けた男性「一歩間違えれば車は凶器にもなるので、相手に対して思いやりのある運転は心がけてほしいです。こういうことが二度と起こらないように…」

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