福願い舞妓の豆まき復活、京都 八坂神社で3年ぶり

京都・八坂神社で始まった節分祭で、1年の幸福と無病息災を願い豆をまく舞妓=2日午後

 京都市東山区の八坂神社で節分祭が2日、行われた。京都五花街の舞妓らが着物姿で「よっ!」「どうぞ」と参拝客に向かって豆をまき、1年の幸福と無病息災を願った。新型コロナの流行で豆まきは過去2年中止しており、3年ぶり。境内は懸命に手を伸ばす参拝客でにぎわった。

 五花街のうち先斗町と宮川町の舞妓計7人が、本殿前でそれぞれ舞を奉納。軽快な太鼓の音が響く中、年男、年女の氏子と共に豆が入った小袋を勢いよくまいた。

 夫婦で訪れた三重県伊勢市の高校教諭橋本清美さん(65)は小袋をつかんで満面の笑み。「豆をまく舞妓さんの姿が新鮮だった。家族みんなで元気に過ごせる1年になるといい」と話した。

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