現在イングランド・プレミアリーグで上位をキープし、世界で大きな注目を集めることになったブライトン。
三笘薫がその中心的な存在になっていることもあり、日本でも今最もホットな存在と言えるクラブかもしれない。
今回はそんなブライトンに所属してからビッグクラブへとステップアップしていった選手たちをご紹介する。なお、他のクラブを経てビッグクラブ…という選手ももちろん含まれている。
マルク・ククレジャ
後に移籍したビッグクラブ:チェルシー
ブライトンの歴史上最も高額な移籍金を記録し、今シーズンの開幕前にチェルシーへと旅立っていったスペイン人DF。左サイドバックとして攻撃的なプレーを見せる選手で、モフモフの髪型もトレードマークとなっていた。
怪我で離脱したベン・チルウェルの穴を埋める存在として重要な立場であったものの、チェルシーではなかなかフィットすることができておらず、出場機会は得ながらも高い評価を得られていない。とはいえまだ1年目、これからが勝負になりそうだ。
ベン・ホワイト
後に移籍したビッグクラブ:アーセナル
2021年の夏に国際的な実績がない若手ディフェンダーとしては驚くほどの移籍金でアーセナルに買い取られていったベン・ホワイト。果たしてその額は適正なものだったのか…としばらくは賛否両論であった。
しかしながら今季はミケル・アルテタ監督の下で起用法も安定し、最終ラインからの攻撃の組み立てなども含めて様々なプレーを高いレベルでこなす選手に成長。途中離脱にはなったものの、昨年末のFIFAワールドカップではイングランド代表のメンバーにも追加招集されていた。
レアンドロ・トロサール
後に移籍したビッグクラブ:アーセナル
そして今冬のマーケットでアーセナルへと電撃移籍したのがベルギー代表FWのレアンドロ・トロサール。卓越したテクニックでゴールを量産したアタッカーで、取引には2400万ユーロの移籍金が動いた。
まだアーセナルでは加入間もない状況であるが、短い時間のプレーでインパクトを残しており、ファンからの期待はかなり高まっている。
イヴ・ビスマ
後に移籍したビッグクラブ:トッテナム
フランスリーグのリーグで活躍を見せた後、2018年にブライトンへと移籍してきたマリ代表MF。高い身体能力とテクニックを兼ね備えたボックス・トゥ・ボックス・プレーヤーとして活躍し、昨年夏にトッテナムへ引き抜かれた。その際には3000万ポンドもの移籍金が動いている。
当初は「アントニオ・コンテ監督の戦術に馴染めていない部分も」と伝えられていたが、レギュラーとサブを行き来しながらここまで19試合に出場している。
フィカヨ・トモリ
後に移籍したビッグクラブ:ミラン
チェルシーの下部組織で育ったセンターバックのフィカヨ・トモリ。ブライトンの印象は全くないはずだが、実は2017年1月から半年間だけ期限付き移籍で所属していたことがあるのだ。
その後ハル・シティ、ダービー・カウンティへのローンを経てチェルシーに復帰し、その後2021年にミランへ移籍。イタリア・セリエAのビッグクラブでレギュラーに定着している。
スティーヴ・シドウェル
後に移籍したビッグクラブ:チェルシー
アーセナルの下部組織でプレーし、トップチームに昇格してから3つのクラブにローン移籍されていたシドウェル。2002-03シーズンには当時2部であったブライトンでプレーし、その活躍が認められてレディングへ完全移籍。そしてチェルシーへとステップアップしていった。
ただビッグクラブではレギュラーに定着できず、その後アストン・ヴィラやフラム、ストーク・シティでプレー。2016年にはブライトンへと復帰し、プレミアリーグ昇格に貢献している。
ボビー・ザモラ
後に移籍したビッグクラブ:トッテナム
2003年当時のトッテナムということでビッグクラブとは言い難いかもしれないが、ブライトンを経て出世した選手の一人と評価されているボビー・ザモラ。
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ブリストル・ローヴァーズでプレーした後2000年にブライトンへとやってきてエースに成長し、119試合で70ゴールを決めるなど大活躍。そして2003年にトッテナムへと引き抜かれている。その後はウェストハム、フラム、QPRを経て2015年にブライトンへ復帰した。