「福の神」が来てくれた! 沖縄・那覇の保育園で「豆くばり」 きょう節分

 3日は節分。沖縄那覇市の保育園あがみてぃでは2日、「豆まき」ならぬ「豆くばり」が催された。
 那覇市のあらがき貸衣裳店の倉岡健三社長や職員らが裃(かみしも)姿で福の神に扮して保育園に現れた。「鬼は外、福は内」の掛け声とともに園児らに豆を配った。
 同園では2015年の開園以降、毎年節分に鬼退治ではなく福の神の行事を行っている。比嘉佳代代表は「鬼に脅かされるのではなく、福の神さまに豆をもらう楽しい思い出の方が子どものためになる」とほほ笑む。
 コロナの影響で昨年はクラスごとに行ったが、今年は0~6歳の園児51人が全員がはしゃぎながら豆を分け合った。6歳の園児はは「福の神さんが来てくれてうれしかった。また来てほしい」ともらった豆を握りしめて笑顔を見せた。
(普天間伊織)

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