地酒で若狭かき酒蒸しも…小浜市に2月4日かき小屋オープン 月内の土日曜、祝日限定

小浜湾産の若狭かきの酒蒸しなどが楽しめるカキ小屋=福井県小浜市の若狭フィッシャーマンズ・ワーフ

 福井県小浜市の若狭フィッシャーマンズ・ワーフで2月4日から、「牡蛎小屋 蘇洞門倶楽部」がオープンする。小浜湾産の「若狭かき」を地酒で蒸し上げた酒蒸しのほか、焼きガキやカキ飯を味わえる。2月中の土日曜、祝日の限定開催。

 専用のかごに入れて育てる新たな養殖法「シングルシード式」で育てたカキが初登場し、ロープにつり下げて育てる従来の養殖法のものとの「食べ比べセット」がメニューに加わった。

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 シングルシード式のカキは、小ぶりだが殻が波に揺られ削られることで栄養が身に集中し身入りが良くなるのが特長。生産量が少なく、数量限定の提供となる。食べ比べセットは従来の養殖法のカキと合わせて計10~15個程度を酒蒸しで楽しむことができ、税込み3千円。竹田拓人店長は「シングルシード式のカキは食べたことがない人も多いのでは。ぜひ食べ比べて知ってほしい」と話す。

 酒蒸しは、カキと地酒「わかさ」が入った缶を各テーブルのコンロで11分ほど蒸す。焼きガキは大型オーブンで焼き上げて提供される。小浜産米をカキのだしで炊いた限定60食のカキ飯もあり、小屋内には食欲をそそる香りが充満する。

 酒蒸し、焼きガキは10個で2500円。カキ飯は1杯500円。

 営業時間は午前10時半~午後3時半。予約は受け付けておらず、当日先着順。なくなり次第終了となる。問い合わせは若狭フィッシャーマンズ・ワーフ=電話0770(52)3111。

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