フリー打撃で15発3連発締めの秋広優人が中田翔と取り組み得た打撃の進化とは!?【巨人】

秋広優人がフリー打撃で15発3連発締め

秋広優人が2月2日、サンマリン宮崎でのフリー打撃に臨み、61スイング中、驚異の15本のサク越えを披露した。

15本の内容も凄まじく、逆方向にぶち込む打球をかっ飛ばしたかと思えば、最後はライト方向へ3連発を放ってみせた。

スタンドインの大半が中段より上に飛ばす秋広優人の変貌ぶりに、大久保博元打撃チーフコーチは、松井秀喜が入ったときぐらいの打撃と絶賛した。

秋広優人の進化の要因は、スイング改造と肉体改造のようだ。

昨秋に阿部ヘッド兼バッテリーコーチ、亀井打撃コーチ、二岡2軍監督から受けた助言で共通していた打球角度を上げることを意識し、縦振りのような後ろから、下から叩くイメージのバッティングに変更した。

中田翔との自主トレでは、食トレを実施し、100キロから6キロ増量した。体重増加で体力がついたおかげか、午前7時からのアーリーワークで1500スイングしていたが、そんな疲れも感じさせずフリー打撃で15発の柵越えを見せた。

今シーズン、開幕スタメンを目標に春季キャンプに臨む秋広優人が早速その進化を見せた。

岡本和真がWBC不在の間、三塁起用へ

フリー打撃で15本のサク越えを披露した秋広優人に、思いがけないチャンスが舞い込んできた。

巨人の三塁を担う岡本和真がWBCに出場し、不在の間、秋広優人にサードをやらせることを原監督が目論んでいる。

昨シーズンのように、岡本和真が不調続きになった時のリスクマネジメントとして、秋広優人に内野守備をならさせておきたい考えだ。

開幕スタメンを狙う秋広優人にとって、願ってもないチャンスだが、岡本和真にとっては警戒しないといけない存在となりそうだ。

岡本和真は、WBCに標準を合わせすぎて、開幕直後に調子を落とすことは絶対に避けなければならない。

秋広優人の台頭が岡本和真にとって、吉と出るか、凶と出るか、スタメンに2人の名が並び、活躍する未来を期待したい。

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