北前船交流拡大機構（浜田健一郎理事長）は、3日に開催する第32回北前船寄港地フォーラムinOkinawaの前夜祭を2日、那覇市のロワジールホテル那覇で開いた。会員や関係者ら約300人が参加した。
同フォーラムは、江戸時代から明治にかけて、北海道から九州を結ぶ物流ネットワークを形成した北前船にちなみ、地方間交流を拡大しようと2007年から各地で開催されている。
開会式前には、北海道釧路町の小松茂町長から贈られた昆布を使い、関係者らがテープカットならぬ「昆布カット」を行った。会ではミミガーやアーサ、豆腐ようなど沖縄の食材を用いた料理がふるまわれた。
実行委員会の会長を務める玉城デニー知事は「琉球と中国をつないだ貴重な昆布のように、参加者とのつながりを結んでいきたい」とあいさつした。
（與那覇智早）
