一晩で交差点に橋げたを架ける工事 仙台・箱堤交差点を立体化し慢性的な渋滞解消へ

仙台市を通る国道4号バイパスの箱堤交差点は、車線の数、交通量ともに東北最大クラスです。交差点を立体化する事業で、橋げたを架ける工事が2日夜から3日朝にかけて一晩で行われました。

箱堤交差点の立体化事業は、慢性的な渋滞を解消しようと3年ほど前から進められてきました。

このうち、交差点に橋げたをかける工事が周辺の交通を規制して2日夜に行われました。

国土交通省仙台河川国道事務所対馬聡建設監督官「周辺に物流関係の企業も多いんですけれども、そういった方からも立体化によって渋滞の緩和の期待の声をいただいております」

中野玲那記者「午後10時を回りました。交通規制がかけられ、送り出し工法と呼ばれる工事方法で巨大な橋げたを設置する工事が始まりました」

工事は、あらかじめ組み立てておいた橋げたを、反対側の橋脚の方向へ押し出していく工法で行われました。

距離は約100メートルで、橋げたは1時間ほどで反対側の橋脚に到達しました。
この交差点を通行するドライバーからは、立体交差への期待の声が聞かれました。

「朝と夕方ですね。結構混みますからここ。流れが良くなってくれれば最高ですけれどもね」「事故が減ればいいかなと思いますね」

現場では、21日夜から22日朝にも交通規制して、高さなどを調整する工事が行われます。

立体交差部分は、2024年度から利用される予定です。事業が完了すると、箱堤交差点は右左折レーンを含め南北方向が高架部分4車線を含め19車線、東西方向が18車線となります。

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